築33年の住宅をリノベーション
[半田市乙川畑田町]
2015年1月
建築後33年経過した住宅の全面改修工事です。
耐震改修工事も並行しておこない、半田市の耐震改修補助金を受けました。
予算を切り詰めるのに分離発注方式とし、塗装工事は施主のMさんが担当です。
施主工事になりますが、Mさんは塗装のプロですから内部外部ともお任せしました。
自分の家の工事を自らできるのは、本当にやりがいのあることだと思います。
日曜日は毎週自宅の仕事で休みなしで働きました。
給排水工事はMさんの先輩が担当し、忙しい中会社の仕事が終わってから
夜中まで現場で作業をしてくださいました。
電気工事はMさんのお兄さんが電気工事屋さんです。
お兄さんも日曜日も現場にきてくださって弟さんの家のために汗を流してくれました。
住宅会社の一括請負工事ではこのようなことはほとんどできないと思いますが、
分離発注方式は建て主みずから工事に参加でき、
お知り合いの業者さんも工事に協力できるということです。
おまけに金額もおさえることができます。
そして当社が間に入って工事の工程の調整や図面との照合、
品質の監理、概算予算との調整などを行いました。
1階は縫製作業場として使われていましたので
壁の少ない構造でしたが住宅に改造することにより壁も増え耐震的には有利になったことと、
2階は住宅として使われていたので階段周りの改修とトイレを増設。
2階の床は杉板にすべて張替え壁天井の仕上げは施主施工で塗装しました。
耐震補強前の評点は0.10(倒壊する可能性が高い)から補強後の評点は
1.41(1.0以上は一応、倒壊しない)まであげることが出来、耐震性の高い住まいとなりました。
奥に2階への階段があります
DKと階段
オールステンレスのキッチンです。
2階の天井
屋根瓦も撤去して屋根を軽量化し、ガルバリウム鋼板屋根に葺き替えます。
壁天井も解体しました。
2階の天井
トップライトで吹き抜けの1階まで明るくなりました。
トップライトは電動開閉式で、採光と通風を考慮しました。
急な階段で手すりも無く危険でした。
緩やかな階段に改修
階段下に食品庫を設えました。
当初の縫製作業室(居間として使用)
基礎工事 基礎を造るため床もすべて撤去しました。
基礎の補強工事、土間のコンクリートも打設。これからは湿気も上がってきません。
DKからリビングを見る
引き戸の奥は玄関です。
ピアノとギターを弾くための防音室も作りました。