半田市で家を建てるなら分離発注ができる住まい工房たくみ設計
一般的に家を建てるときの方法として ① すでに完成した物件を買う。(マンション、建売、中古住宅など) ② 住宅メーカーに設計から依頼し、新築する。 ③ 設計事務所に設計を頼みその設計図をもとに工務店にたててもらう。 などがありますが、上記の①②③は「元請け」と呼ばれる工事業者に一括で料金を支払うかたちになっています。 普通、住宅の工事には約20種類の専門工事業者がかかわっていて、仕事を受注した「元請け」の住宅メーカーはこれらの専門工事業者に工事を「下請け」させて住宅工事をおこなっています。 この仕組みは窓口がひとつになるので一見面倒が無く便利ですがその一方で工事にかかる費用が見えにくくなるという点があります。 「プランと見積もりは無料です」というサービスがありますが実は設計図を描く経費は価格の中にしっかりと組み込まれているのです。 これにたいして、分離発注方式は例えば、お客様(建て主)が工務店の社長になって専門業者に工事を発注すると考えるとわかりやすいと思います。専門的なことは設計者が各業者へ見積依頼、業者選定、請負価格の決定、契約事務などをサポートします。また、通常の設計・工事監理だけでなく現場の工程管理やマネジメント全般を取り仕切ります。「建て主」が「専門工事業者」と直接契約しますので工事にかかる原価がはっきりとわかります。
このように建て主が設計者(設計事務所)とのコラボレーションで一緒に家づくりにかかわっていくのが施主直営の分離発注方式でオープンシステムは日本で最も代表的な分離発注方式です。
● 従来型と分離発注方式との工事費の流れの違い
● 分離発注方式で建てた我が家
私が23年前に自宅を建てる際に十分な予算が無く、予算内で出来ないものかと思案しているときに 同業の友人から薦められたのが中間マージンを省ける分離発注方式でした。 分離発注は初めての試みでしたが、原価(コスト)と売価(プライス)について知ることができ工事費を当初の予算内で何とか完成することができました。 この経験が現在の業務に生かされています。 近頃では、公共工事でも分離発注方式が取り上げられるようになり、建築コストの透明性、妥当性、公平性が社会のニーズとして求められるようになりました。設計者としては設計監理だけでなくコストマネジメントにも精通していくことが、より大切なことであり建て主との信頼関係がより一層築かれるものと思います。